産業医科大学 産婦人科学
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過多月経にお悩みの患者さんへ
病気と手術の説明
過多月経にお悩みの患者さんへ

過多月経とは
過多月経とは

月経時の出血量が極端に多いために、日常生活や健康にさまざまな影響を及ぼす病気です。
貧血の原因になったり、外出できないなどの日常生活の不便をおこします。
医学的には、1回の月経での経血量が150mlを超える、8日以上月経が続くという定義がありますが、 「レバーのような塊が落ちる」、「昼も夜用ナプキンを使わざるをえない」という場合は、
「過多月経」といっていい状態と考えられます。

マイクロ波宮内膜アブレーション(MEA)とは

子宮の表面は、子宮内膜という組織で覆われています。月経とは、この子宮内膜の一部が 剥がれ落ちることによって起こる出血を言います。
MEAは、直径4mmのマイクロ波アプリケーターを用いて、子宮腔内をマイクロ波で加熱し 組織を熱変性させることによって出血量を減少させる治療です。
当院では、MEAを行う際に子宮鏡検査を併用しており、より安全な治療を心がけています。 マイクロ波を照射する時間は子宮腔の大きさによりますが、10分~数10分程度です。

過多月経 MEA治療イメージ図

MEAの長所と短所

<長所>
切開などの外科的操作を行わないので、侵襲が少なく、1泊2日あるいは2泊3日の入院のみで手術可能です。子宮の温存が可能で、経腟的な手術のため傷跡も残りません。合併症が少ない、術後すぐに日常の生活(職場)に復帰できるなどの長所があります。

<短所>
過多月経が再発して再度の子宮内膜アブレーションや子宮摘出術が必要になる可能性があります(5%程度)。術後に妊娠する可能性は、低いですが皆無ではありません。避妊手術としての効果は保証されていません。

MEAの適応

過多月経のために子宮摘出術その他の外科的治療が考慮される方
●妊娠希望のない方
●子宮に悪性疾患がない方

血液凝固不全などの全身疾患や抗凝固療法による過多月経の方

MEAが行えないのは以下の方です

今後妊娠希望のある方
●子宮内膜悪性病変(子宮内膜癌・子宮内膜異型増殖症など)の方
●子宮腔の拡大・変形が高度でアプリケーターが届かない方
●子宮壁がうすい部分がある方(治療前にMRI検査を行い子宮壁が1cm未満でないことを確認します)

その他、患者様の状態によっては適応とならない場合もあります

お問い合わせ

過多月経にお悩みの方、マイクロ波宮内膜アブレーション(MEA)についてのご質問は
産婦人科までご相談ください

外来受診の仕方

腹腔鏡下手術を中心とした治療を強くご希望の方や慢性骨盤痛(子宮筋腫および子宮内膜症)でお悩みの方は、毎週火・木曜日が婦人科初診受付日となっています。
できれば、現在受診中の主治医の先生から紹介状を頂いて受診してください。

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