婦人科
すべての女性の健康をトータルサポート
産業医科大学 婦人科について
北九州市およびその周辺地域における婦人科悪性腫瘍、
良性疾患、内視鏡手術の中心的役割を果たしています
当婦人科は、婦人科悪性腫瘍・良性疾患の診断・治療、内視鏡手術(腹腔鏡、子宮鏡)を主として診療を行っております。
悪性腫瘍においては、日本婦人科腫瘍専門医4人を中心に治療方針を検討し実施しています。北九州婦人科腫瘍懇談会の事務局として、北九州全域の婦人科悪性腫瘍の登録や学術集会の開催を行っています。
また北九州地域の内視鏡手術の中心的役割を果たしており、九州産婦人科内視鏡手術研究会の事務局を2008年から担当し、毎年1回学術集会を行っております。
年間約100例の浸潤がん治療実績
子宮体癌、子宮頸癌、卵巣癌を中心に年間約100例の診断、治療を行っています。放射線治療専門医や看護師、薬剤師を含めた婦人科キャンサーボードを毎週行い、治療方針を決定し、手術、放射線療法、化学療法を実施しています。
手術は、適応を検討した上で、開腹術や腹腔鏡下手術を実施しています。早期子宮体がんや子宮頸がんに対する腹腔鏡下手術も実施しております。
放射線療法は放射線療法専門医の下で、外部照射(3D-CRT, IMRT)、内部照射を実施しています。がん種、症例によっては化学療法や温熱療法を併用しています。
化学療法は、当院の化学療法レジメン検討委員会で承認されたレジメンを用いて適正に実施しています。
良性疾患に対する腹腔鏡下手術・子宮鏡下手術など
良性疾患においては、内科的治療をはじめ、腹腔鏡下手術・子宮鏡下手術を中心に治療を行っております。ただし巨大骨盤内腫瘍、腹腔内に強い癒着が予想される場合など、腹腔鏡下手術が困難と予想される場合は、開腹術を行います。また、放射線科との連携による子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術(UAE)、過多月経に対する子宮内膜焼却術(MEA)を行っております。子宮動脈塞栓術の詳細については放射線科のホームページをご参照ください。
大きく分けて3つの分野
子宮がんや卵巣がんなどの悪性腫瘍を取り扱う
●腫瘍の分野
不妊症などを取り扱う
●生殖内分泌の分野
更年期障害などを取り扱う
●女性のヘルスケアの分野
令和2年度 婦人科診療実績(入院)
婦人科手術件数
婦人科良性疾患手術
236件
- 開腹術
- 41件
- 腹腔鏡下手術
- 116件
- ロボット支援下手術
- 11件
- 腟式手術
- 8件
- 子宮鏡手術
- 59件
- 外陰腫瘤摘出術
- 1件
婦人科悪性疾患手術
214例
- 子宮頸癌手術
- 21件
- 子宮頸部異形成(腺異形成LEGH含む)
- 86件
- 子宮体癌手術
- 41件
- 子宮内膜増殖症手術
- 10件
-
卵巣癌手術
(転移性・境界悪性・卵管癌・腹膜癌含む) - 42件
- 外陰癌手術(Paget病含む)
- 2件
- 絨毛性疾患
- 1件
- その他
- 11件